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重症花粉症に対する皮下注射(ゾレア)治療について

2023.12.20
今シーズンの重症スギ花粉症に対する皮下注射（ゾレア）を1月より開始いたしました。
従来の抗ヒスタミン薬や外用薬（いわゆるアレルギー性鼻炎の薬）で無効または効果があまりない方に有効です。

ただ、この薬剤は非常に高価です。
自己負担額で９千円から検査結果によっては４～５万円かかることもあります。
どれくらいの量が必要になるかは採血の結果次第です。詳しくは診察の際にご相談ください。

もう一つ注意点として、ゾレアは対症療法であります。対症療法とは痛みがあれば痛み止めを使う、アレルギー性鼻炎の症状があれば抗ヒスタミン薬を使うといったような治療と同等です。ゆえに効果は1シーズンで終了し、次のシーズンはまた注射が必要になります。


受診～投与の流れ
通常の抗ヒスタミン薬の内服を行い、効果が薄いようであればゾレア使用を検討いたします。
検査はアレルギーの採血検査が必要です。検査の結果で投与量を決定いたします。投与量によっては自己負担額が高額になる場合もあります。
採血結果次第ですので治療を検討されている方は、まず採血を行われることをお勧めいたします。
もちろん、負担額次第で治療するかどうかを決定いただいても構いません。

その他、ご不明な点がございましたら、受診時に直接お尋ねください。